1月11日は、鏡開きです。
お正月に、神様にお供えした鏡餅をいただく日です。
スーパーなどでは、いろいろなバージョンの鏡餅がありましたよね。
今回は、鏡餅そのままの形で真空パックされたお餅の切り方についてご紹介します。
鏡餅が真空パックになっているときの切り方は?
鏡開きは、その言葉のとおり木槌などで叩いて割ります。
が、真空パックになっている鏡餅を木槌で叩いても割れないと思います。
古来のしきたりから、ずれるかもしれませんが、真空パックになっている鏡餅は包丁で切るのがいいです。
まず、お餅をパックから出しましょう。
底の部分のシール上になっているフタをめくります。
そして、上段のお餅を上から押してみてください。
お餅とパッケージがぴったりとくっついていますが、ぽこんとお餅が取れるはずです。
メーカーによっては、いろいろな工夫でお餅が取り出しやすくなっています。
もしかしたら、パッケージに簡単な取り出し方が書いてあるかもしれないので、チェックしてください。
どうしても、パッケージからお餅が外れなかったら、包丁でパックに少し切れ目を入れてみてください。
空気が入ると、鏡餅とパッケージがはがれやすくなります。
手のひらに収まるくらいの小さめの鏡餅なら、平らな面を下にして真上から中心部分で半分に切ります。
このとき、包丁の刃の真ん中あたりをお餅にあてます。
そして、もう片方の手を包丁の背に当てて、体重をかけながらゆっくり切ります。
ふきんを包丁にかけると、手のひらに包丁が食い込んで痛くなるのが防げます。
軍手を二重にはめてもいいですよね。
そのあとは、鏡餅の平らな面を下にして、1.5センチくらいの厚みにスライスしていきます。
このとき、包丁を濡らした布巾で拭きながら切るといいですよ。
包丁に付いたお餅のカスを取り除くことで、包丁の切れ味が落ちるのを防げます。
大き目の鏡餅の場合は、何回かに分けて切ってきます。
まず、包丁の先端を鏡餅の中心に当てます。
そして、包丁の先の3分の1くらいの刃を使いながら、包丁を下におろしていきます。
その後、鏡餅を180度回転させて、反対側も上から下に切ります。
そうすると、鏡餅が縦半分になります。
大き目の鏡餅の場合は、一度に切ろうとせず、何回かに分けるといいです。
鏡餅が固いときの切り方
真空パックの鏡餅は、乾燥して固くなってはいないと思います。
大きな餅の塊なので、どうしても硬くて切れないときもあります。
そんなときは、鏡餅をレンジで加熱してみてください。
鏡餅をパッケージから出して、お皿などにのせます。
そして、500Wで30秒ずつ加熱します。
このとき、レンジした鏡餅は、中心部分から柔らかくなります。
外側は固くても、中は柔らかくなっていることがあります。
様子を見るときは、鏡餅の中心部分を箸でつつくなどして確認してください。
ある程度、中心部分が柔らかくなっていれば、包丁で切ることができます。
レンジで加熱しすぎると、柔らかくなりすぎて包丁で切れなくなってしまいます。
鏡餅が真空パックのときの食べ方
真空パックの鏡餅は、普通の乾燥して固くなった鏡餅よりも、包丁で切ることができると思います。
なので、鏡餅の厚さを1.5センチくらいに揃えて切っておきます。
乾燥しないように、1つずつラップでくるんで、保存容器などに入れます。
そうすれば、切り餅と同じように食べることができます。
切り分けた鏡餅の賞味期限は、冷蔵庫でだいたい2,3日なので早めに食べることをオススメします。
冷凍庫に入れれば、1ヶ月くらいは日持ちするはずです。
早めに食べたほうが、風味が落ちずおいしいと思います。
真空パックになっている鏡餅は、もちろん乾燥していません。
なので、油で揚げておかきにするのには向いていません。
真空パックになっていた鏡餅をおかきにするなら、お餅を乾燥させなければなりません。
小さく切って、風通しのいいところで干して乾燥させるといいですよ。
100均などに売ってある干し野菜を作るネットが便利です。
ザルや空き箱に新聞紙などをひいて、広げてもいいですね。
そのとき、カビには注意です。
まとめ
鏡餅はいろいろなサイズやバリエーションで売られています。
鏡餅を買うときは、見た目や値段を重視して購入しがちです。
でも、鏡開きをするときのこと、食べるときのことも考えて鏡餅を買うと、鏡開きが楽になりますよ。